Magicsの様々な設定はファイルとして簡単に保存・復元することができ、下記のような場面でご利用いただけます。
- プラットフォーム変更時に設定を移行したいとき
- 複数ライセンスのMagicsを同じ設定にしたいとき
- 普段Magicsをお使いのPCが起動しなくなり、非常用ライセンスで一時的に使用するMagicsを同じ設定にしたいとき
不測の事態に備え、定期的に設定を保存しバックアップすることをお勧めします。
Magics
下記の設定を、まとめてひとつのMagicsプロファイル(*.mpf)として保存することができます。
- MagicsのUI設定(~Magics 25.04まで。Magics 26.0以降はこちら)
- Magicsの動作設定
- マイマシン(My Machinesフォルダ)
- モジュール
- e-Stageパラメータ
- 寸法公差プロファイル
- レポート生成のテンプレート
- 修正ウィザードのプロファイル
※ Concept Laser Slicer、Dentalモジュール、Build Processorの設定はMagicsプロファイルに含まれません。本ページの各項目及びリンク先を参照してください。
◇プロファイルを保存したい
現在のMagicsの設定を、ひとつのMagicsプロファイル(*.mpf)に保存します。
- Magicsのリボンから オプション&ヘルプ > プロファイル出力 を選択。
- プロファイルに名前を付けて保存。
出力したプロファイルは、なくさないよう大切に保管してください。
◇プロファイルを復元したい
指定したMagicsプロファイルの中から必要な項目を選択して、現在のMagicsに対して設定を復元します。
- Magics のリボンから オプション&ヘルプ > プロファイル入力 を選択。
- プロファイル(*.mpf)を指定する。
- インポートしたい項目のインポートするのチェックをONにする。
(Magics 25.02以下のバージョンへのインポート時のみ項目にUI設定が表示されます)
- はいを選択。
※ 「出力先と同じパスに保存」のチェックがONの場合、元と同じ場所に復元します。
複数台のPCでMagicsの設定を共有されている場合は「出力元と同じパスに保存」にご注意ください。
共有サーバーにマイマシン・フォルダを置き、設定を共有している複数台のPCのうちのひとつから出力したMagicsプロファイルを復元する際、「出力元と同じパスに保存」を選択すると、共有サーバー上に設定を復元しようとします。
同じ共有サーバーあるいは同じネットワークパスを持つ共有サーバーが存在する場合は問題にはなりませんが、共有サーバーの名前やネットワークパスが変わった、あるいは存在しなくなった場合には復元することができません。該当フォルダそのものをコピーして保存するなど、別途バックアップをしてください。
Simulationプラグイン
上記のプロファイル入出力で設定は保存・復元できますが、シミュレーションした結果は含まれません。
もしもプラットフォーム変更後に、旧PCでシミュレーションした結果を新PCでも表示したい場合は、こちらをご参照いただき併せてご利用ください。
Dentalモジュール
MagicsプロファイルにDentalモジュールの設定は含まれません。該当のユーザー様は、こちらをご参照いただき併せてご利用ください。
Build Processor
MagicsプロファイルにBPの設定は含まれません。該当のユーザー様は、こちらをご参照いただき併せてご利用ください。
Concept Laser Slicer
MagicsプロファイルにConcepr Laser Slicerの設定は含まれまれません。該当のユーザー様は、こちらをご参照いただき併せてご利用ください。
現在のWindows のログイン・ユーザーに対するファイルやフォルダへのアクセス権の付与状況によっては、プロファイルを正常に入出力できない場合があります。詳細はこちらをご参照ください。
不測の事態に備え、定期的に各種設定ファイルの保存とバックアップをしてください。
もしもPCそのものが故障した場合でも、Magicsなどのソフトウェアはプラットフォーム変更をすれば起動できるようになりますが、ユーザー様が設定された設定ファイルは、ユーザー様ご自身で保存とバックアップをしていただくしかありません。